ひの心を継ぐ会は愛媛の先哲竹葉秀雄先生の遺志を継承し発展することを目標とする有志の会です。

勉強会レポート

第36回 勉強会 農士道を読む

【第36回勉強会】

1月22日、松山市にて第36回「ひの心を継ぐ会」勉強 会を開催いたしました。

最初に「愛媛県師友会歌」を斉唱。昨年訪問したむすびの里についての話の後、菅原兵治先生著『農士道』を読み進めました。
以下、参加者の感想を掲載いたします。

・「文質交替史観」という言葉を初めて知りました。文が行き過ぎ堕落すると、文の中から質に帰ろうとする運動が起こり、社会が刷新される事がわかりました。

・ 今日は農士道自体はあまり進めることができませんでしたが、「むすびの里」の話を始め、重要な話をすることができました。次回からは菅原先生の文質交替史観を学んで行きたいと思います。

・ 大義を貫く上で、家族から理解されないことが最もつらいと思いました。そしてそれを十分に分かった上でそれでもその大義を貫くには、日々の研鑽が欠かせないと思います。祈りと学問、そして農業を続けることで、どんな困難にも屈しない精神を培いたいと思います。

・ 農の史学的考察という章の文質交替史観について読み進めました。以前に「文質彬彬」ということや「末」から「本」に帰るという話を学びましたが、浮文に至ってしまうとその反動で瀆武的なところにまで戻り、世紀末的な状態に陥るのが常だとありました。そこからは、また新たな「質」から「文」へと発展する歴史があるようですが、現在の我が国が「浮文」の状態だとすれば、これから世紀末的な状態が待っているということ。然れば私たちは「質」を高めておかねばなりません。

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