第一回定期総会、近藤美佐子先生を語る会
【第一回定期総会】
平成三十年七月一日、愛媛県松山市にてひの心を継ぐ会の第一回定期総会を開催いたしました。二十一名の会員の方々にご参会頂き、竹葉・近藤両先生の御霊にお祈りを捧げ、前年度の活動報告と今年度の事業計画を謹んでご報告させて頂きました。会員の方々をはじめとする多くの支援者の方々に支えられて、当会が一周年という良き日を迎えられましたことを、大変感慨深く、そして有難く思います。
これまでも多くの支えがあり、幾多の壁を乗り越えて、ひの心を継ぐ会は発会いたしました。この場をお借りしまして、「ひ」の同志の方々に深く御礼を申し上げます。
今年度も益々、竹葉秀雄先生・近藤美佐子先生という愛媛県の先哲の方々の顕彰活動に力を入れて参る所存でございます。息の長い活動にすべく、皆様のお力添えを頂くことも多々あるとはございますが、今後ともご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願い致します。
【近藤美佐子先生を語る会】
この度は第一回定期総会と合わせて、第二回近藤美佐子先生を語る会を開催させて頂きました。ひの心を継ぐ会では愛媛県の教育委員長を務められ、愛媛の教育正常化に努められた竹葉秀雄先生と竹葉先生の一番弟子で「ひ」の精神の普及、社会福祉事業等に挺身された近藤美佐子先生のお二人の顕彰活動を行っています。その一つである近藤美佐子先生を語る会は当会の二大行事の一つです。
語る会では始めに、近藤先生に愛媛県庁奉職時代より師事されていた窪田弘先生に近藤先生との思い出を語って頂きました。
ひの会を牽引してこられた近藤先生という一面と VYS(Voluntary Youth Socialworker)という日本におけるボランティアの先駆けとなった団体を牽引してこられた近藤先生のもう一面についてお話を頂きました。近藤先生がおっしゃられた
人には人生において必ず出会わなければならない人がいる。
それは、もう一人の自分です。
というお言葉には、その会場にいた人々もみな心を打たれ、言霊が時代を超えて人に感動を与え、語り継がれていく瞬間を目の当たりにしました。これこそが、ひの心を継ぐ会の活動精神であり、当会の使命であることを強く感じた瞬間でもありました。
その後も、ご参会の方々お一人お一人に近藤先生との思い出や今後の抱負等を語って頂き、厳粛な中にもなごやかな一時を過ごすことができました。近藤先生が最後に残された「継承・発展」ということばを胸に今後もお二人の顕彰活動に力を入れ、「ひ」の精神の普及活動に邁進していきたいと思います。