第22回・23回 勉強会
【第22回勉強会】
6月12日、松山市にて第22回「ひの心を継ぐ会」勉強会を開催いたしました。
最初に「愛媛県師友会歌」を斉唱。その後、影山正治先生著『古事記要講』を参考にして「天孫の降臨後の日本の段」を勉強しました。
最後に感想や意見交換を行い、有意義な時間となりました。
影山正治先生著『古事記要講』が読了しましたので、次回からは月報でもご紹介している菅原兵治先生著『農士道』を読み進めていきたいと思います。ぜひご参加ください。
【第23回勉強会】
6月19日、松山市にて第23回「ひの心を継ぐ会」勉強会を開催いたしました。
最初に「愛媛県師友会歌」を斉唱。その後、竹葉秀雄先生著『土居清良』を読み進めました。今回は「桜井武蔵に聴く」の段を学びました。『土居清良』は竹葉秀雄先生が若き日に書かれた名著です。戦国時代という秩序乱れる世に毅然として立ち向かわれた清良公とその一族に一読感激せざるなしです。人倫の乱れ、教育の乱れなど、総じて社会の乱れ甚だしき今日にこそ、読まれるべき書であります。
以下、参加者の感想を掲載いたします。
・十三歳から立派な大人として生きていた古人のことを思うと人は志によっていかようにもなることができるのだと思い、実際に自分の子供たちもそのように育てていこうと思わされる勉強会となりました。
・宇和島で盲の方へ本の読み聞かせをされているご婦人と二人でこの本を読んだことを懐かしく思いました。文武両道この一つの教えを取っただけでもこの本の価値は限りなく大きいと思いました。
・清良公の、自分の学問武道に加え、女性や子供の教育にも労力を惜しまない姿が勉強になりました。現代では大人も目の前の生活のことで精いっぱいで子供の人生を本気で考え、教育していく時間も余裕もなくしてしまっているように思います。自分の身を修めると共に後世に大切なことをしっかりと繋いでいくことを大切にしたいと思いました。
・桜井武蔵に問うた文武の道について、そもそも文武は一体であり、ただ両道に秀でれば良いという話しではなく、互いになくてはならないものであるという話から、何事にも目を向けて広く学習しなければならないと思いました。