ひの心を継ぐ会は愛媛の先哲竹葉秀雄先生の遺志を継承し発展することを目標とする有志の会です。

勉強会レポート

第25回 勉強会 土居清良を読む

【第25回勉強会】

7月31日、松山市にて第25回「ひの心を継ぐ会」勉強会を開催いたしました。
最初に「愛媛県師友会歌」を斉唱。その後、竹葉秀雄先生著『土居清良』を読み進めました。
今回は「清良嚇怒」と「清良、西園寺・一条の和議を調う」の段を学びました。
第25回 ひの心を継ぐ会 土居清良7『土居清良』は竹葉秀雄先生が若き日に書かれた名著です。戦国時代という秩序乱れる世に毅然として立ち向かわれた清良公とその一族に一読感激せざるなしです。人倫の乱れ、教育の乱れなど、総じて社会の乱れ甚だしき今日にこそ、読まれるべき書であります。以下、参加者の感想を掲載いたします。

・竹葉先生は、清良公の物語を人つくり国つくり神々の信仰を大切にするという観点から分りやすくされ、清良公の精神と共鳴する如く素晴らしく思いました。

・喜怒哀楽の情の発するところを見れば人格が分かるといふが、清良公の怒りは、神をないがしろにする者への怒りである。清良公が普段日常よりいかに神社と御祭りを大事にされていたかが身に迫って分かる文章であり、日頃から敬神崇祖の誠を忘れぬことが大事だと切に感じた。
第25回 ひの心を継ぐ会 土居清良7・策謀、讒言、姦計あらゆる苦難に遭いながらも、西園寺公を立て、逆行の時こそ義を貫く清良公の姿は勇ましく、真の大丈夫だと感じました。

・「清良の憤りは神の憤り」とあるように、敵に氏神を汚され嚇怒する清良と、神罰のような嵐の話が印象に残りました。また、西園寺と一条の和議の項では、清良が仁・義・礼・智・信を兼ね備えているのはもとより、策略にも秀でていたのだなと感心しました。

第25回 ひの心を継ぐ会 土居清良7


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