ひの心を継ぐ会は愛媛の先哲竹葉秀雄先生の遺志を継承し発展することを目標とする有志の会です。

勉強会レポート

第44回、45回 勉強会

5月14日、28日に松山市にて第44,45回「ひの心を継ぐ会」勉強会を開催いたしました。

最初に「愛媛県師友会歌」を斉唱。その後、『農士道』・『大学』を読み進めました。
以下、参加者の感想を掲載いたします。


『農士道』

・文質関係より見たる農民の態度について学んだ。
 新規就農を目指している現在、色々な情報を収集して巧言者的態度になっていると思う。就農後は、無自覚的、農奴的態度になるような気がするので、「文質彬々」を肝に銘じ、凛として農業に励むようにしたいと思った。

・私が参加した農士道の講義において、最も興味を持ったのが、全国各地に部落ごとの自治を復活させよという考え方です。講義にありました通り、昨今の我が国は、あまりにも個人主義が尊重されており、国民同士のつながりが希薄になっていると感じます。特に都市部においてはそれが顕著であり、各地方からの移住者同士が絆を深めることが出来るかというと、はなはだ疑問です。講義中にも話し合いましたが、自民党が進める移民政策によって支那人をはじめとして外国人ががどんどん増えるでしょう。外国人のコミュニティとのトラブルが発生した場合、日本人は彼らに対抗し得るのか不安になります。これに対し、各地方の部落の自治を強化し、そこに住まう人々のつながりを強固にする農士道の方針は日本人としての価値観を醸成でき、結果的には我が国を豊かにできるのではないかと思うようになりました。

・今日は農士としての態度は如何にあるべきかを学びました。日々に生きることのみに労働する農民でなく、天下国家を己の志とする農士にならねばならない。そして、真の農士となるには、一族と共同体を根底としなければならないと学びました。現在の自分の生き方に直結する話であったので、遠く険しい道を行く上で励ましとなりました。


『大学』

・ 大学は論語や孟子の元になっており、徳を学ぶ入り口であるということで、先ずは大学をしっかり学び、その後、論語や孟子、そして中庸も学んでいきたいと思いました。いよいよ本文に入るので楽しみです。

・今回は大学を学ぶための若林先生による解説を読んでゆきました。先生は入徳には大学を学ぶよりほかないと説いておられます。大学は論語孟子よりも上に位置し、基本となるものと学びました。確かに、初学するにあたっても、基本となる目的や信念が必要と考えます。
 私の場合、政治家を志して政治、歴史、経済を学んでいますが、全ての日本国民を幸せにするいう目的をもって取り組んでいます。終始信念を見失わなければ、人それぞれ、時代が変わったとしても目的に近づくことが出来ると学びました。

・本日は程子の言葉の後半を学びました。道を学ぶにあたっては、単に努力するだけでは駄目で、その方向性、方法が重要であり、大学にはそれが示してあると学びました。来月から本文に入るので、楽しみに待ちたいと思います。

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