第58回 勉強会 古事記
12月18日、松山市で第58回「ひの心を継ぐ会」勉強会を開催いたしました。
最初に「愛媛県師友会歌」を斉唱。その後、『朗読のための古訓古事記』から、「大八嶋成出の段」「諸神等生坐の段」「伊邪那美命御岩隠の段」「迦具土神の被殺の段」について勉強しました。
以下、参加者の感想を掲載いたします。
・古事記を学ぶ勉強会に参加しました。
国生みによって淡路島、四国、九州、本州と成ってゆく段から、いざなみの命が亡くなり、ひのかぐつちの神が殺される段を学びました。
いざなぎの命といざなみの命が生んだ神々を辿ると、古代の日本人がいかに自然を崇拝していたかがわかります。地形や自然現象など森羅万象をそれぞれ司る神が次々と生まれることにそれを感じます。
私は西条市中を日本第一党のビラをポスティングして回っていますが、あらゆる集落に大小の神社を見つけることが出来ます。
神社それぞれ、祭神として祭られている神様は様々です。例えば、私の実家の氏神様ならば武運、安産、教育、芸術を司る神々が祭られています。
このように、その地域が持つ特徴や住民の価値観が氏神様の祭神として表れていることは非常に興味深いことです。
また、いざなぎいざなみ夫婦が生んだ神々の名前に「建」の文字が多いことに気づかされます。
例えば、土佐の国の建依別、熊襲の国の建日別、岡山県児島の建日方別です。この文字は猛々しさを表現しているということで、古代の日本人の力強さを感じることが出来ます。更に、いざなぎの命がひのかぐつちの神を殺した時に成った神も剣の神であるたけみかづちのおの神であります。シビレますね。
・日本をどう守るか、そんな話が出来て良かったです。
・伊邪那岐命、伊邪那美命のよって生まれた国が、最初に淡道之穂之狭別嶋(淡路島)、次に伊予之二名嶋(四国)ということで、古事記によると四国が2番目だったということで、愛媛県人としては何となく嬉しく思いました。
さらに、伊予の国は「愛比売(えひめ)」といい、現在と変わっていないことにも感動しました。国の他にも、山や海、木や水など自然の神が生まれ、さらに嘔吐物や糞尿から成る神、神を殺した血から成る神などもあって、正しく「八百万の神」であることが分かり、また、現在の私たちも神様の一人で、国や自然も先祖であるという考え方を理解することができました。