ひの心を継ぐ会は愛媛の先哲竹葉秀雄先生の遺志を継承し発展することを目標とする有志の会です。

勉強会レポート

第62回 勉強会 古事記

【第62回勉強会】

2月26日、松山市で第62回「ひの心を継ぐ会」勉強会を開催いたしました。

最初に「愛媛県師友会歌」を斉唱。その後、『朗読のための古訓古事記』から、「御身滌の段」「三柱の貴御子御事依の段」について勉強しました。
以下、参加者の感想を掲載いたします。

・古事記の中の伊邪那岐命から天照大御神、月読命、須佐之男命の三貴神が誕生する過程をまなびました。
日頃から日本的な思想を持って考えているつもりであっても 自ずと何らかの形で西洋のゴットで全てが始まりだすキリスト教的宗教観の影響を受けている傾向がなきにしもあらずであると思いました。

・古事記をの学ぶ勉強会に参加しました。今回は御身滌の段です。
イザナギの神が汚れた地から戻って禊を行う場面です。彼が纏っていた衣からは、結界を作り聖域を成す神々が生まれました。
一方、水で体を清めると同時に生まれたのは、黄泉の国の穢れを起源にする禍禍しいものを司る神々です。
古事記の中でもこの場面が重要視されるのは、天照大御神が生まれた瞬間だからでしょう。
日本人が神社に参拝する際に手水所で禊を行う根元が、1300年以上前にはあったという所に我が国の歴史を感じます。
加えて、禍禍しいものを司る神々が同時に生まれたことに注目しますと、これはいわゆる戒めと受け取るべきではないでしょうか。
昨今、新型肺炎が我が国に蔓延しています。支那の失態を戒めとせず、政府与党が後手後手の水際対策を展開した結果ですが、 その政治家を選んだのは誰か、まじめに考えるべきではないかと思いました。

・この段から、伊邪那岐命から伊邪那岐大神とさりげなく変わっているのが面白いと思った。
前の夜見国の段で大きなことを成した結果、大御神というようになったと思われるが、 禊で左目を洗った時に現れた天照大御神は最初から大御神なので、
素晴らしい神様だということもよく分かって面白い。

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